30代ハゲの俺が不動産業でモテた話

女にモテる 金にモテる 不動産は欲望の金脈

俺の名は白豚

 読んでくれてありがとう。

 

俺の名前は白豚(しろぶた)。30代のリーマンだ。
生まれつき肌が白く、マット風俗嬢から理想の肌だと言われて、
いつもすべすべされる。
だが、俺は毎回絶頂には達しない。

原因は俺ではなく、嬢にある。

客にケツを向ける女などもっての外だからである。

務めている会社は、社員数名の中小零細企業

創業者は大資産家であり、その残された資産を維持していく事に全力を注いでいる。

会社の収益源は創業者が買いまくった不動産だが、

社員数の割には管理物件が多すぎて毎日イライラしている。

 

思えば、この会社に勤続して10年。

奔放な上司と無能な部下、時折エロイ後輩に悩まされて、

数少ない毛髪を減らす毎日を送っているのだ。

趣味はパチスロと風俗。パネルマジックには騙されないぞ。

 

ここで、俺の会社の面々を紹介したい。

勤続年数順に紹介する。

 

社員その1:支配人(しはいにん)

創業者からの寵愛を一身に受け、何十年も我が社に君臨する女帝。
言ったことを聞いていないなど、最近は老化が目立つ。

どら焼きが大の好物である。

 

社員その2:横沢(なつこさん)

勤続は長いがしばしば思考停止し自分の直感で行動するためにミスが多い。
横沢なつこ似だが本人は石原さとみを意識。
この俺、白豚の彼女だ。

 

社員その3:刈り上げ君

司法書士を目指していたが途中で生き方を方向転換し不動産業を志す。
勉学に励んだ結果対話に弱く人間関係の構築が苦手。
この俺を師匠と崇めているようだが、横沢と浮気中。

 

社員その4:チャイナ

事務所のアイドル。ぱるる似。

貧乳だが時折見せるパンチラが俺を悩ませる。

思わせ振りな態度がうまく俺は都度その気になるが、

あっさりかわされてばかり。どうやら刈り上げ君が恋しているようだ。

 

社員その5:ハネマン

最近入社してきたエース候補だが、時折情緒不安定になる。

どうやら支配人の座を狙っている様で、この白豚の脅威となりつつある。

異常な節約家で、常に金が無い。

 

友人1:軍曹(ぐんそう)

時に的確なアドバイスもするが、元来楽しいことを優先するため、

あえて俺をミスリードすることも多々ある。体重80キロ。

炭水化物抜きダイエットを実践している。好物はラーメン。

 

友人2:鬼瓦(おにがわら)

同業の不動産業者であり、俺のライバル。

たまに共闘するが、基本は対立している。

支配人のお気に入りである。